なんかネタが無秩序に広がった感があるので、ちょいと一休み。お手軽にゲーム製作できるフレームワークとして、Pygameをちょっとだけ試してみよう。
Pygameは、マルチメディアライブラリSDLのPythonインタフェースだ。Pythonはオブジェクト指向スクリプト言語で、習得が容易で高機能な言語として広く知られている。ESRが書いた「ハッカーになろう」でも、まずPythonから始めろと書いてあるくらいだ。
Rubyと比べると、日本語で提供されているドキュメントの量は劣るかもしれない。
- Python Japan User's Group(http://www.python.jp/Zope/)
- Python Tutorial 和訳(http://www.zob.ne.jp/~hide-t/comp/python/py21-tut-ja/tut-ja/tut-ja.html)
- Pygame ドキュメント(http://www.unixuser.org/~euske/doc/pygame/)
- PyGame - ウヰキエリア(http://www.gembook.jp/tsum/page.pys?wiki=PyGame)
が、有志によって少しずつ用意されているようだ。あと、Rubyに比べて、Windows環境でのインストールが簡単なのもいい。PythonとPygameのWindows用インストーラを持ってきて、順に実行するだけで、簡単に環境が整う。RubyはまだUnix文化を引きずってるせいか、Windows環境ではMinGWと組み合わせて使うのが標準的な印象がある。これは初心者に優しくない。
Pygameを使って画面に絵を表示するサンプル。
import pygame, os from pygame.locals import * pygame.init() screen = pygame.display.set_mode*1 pygame.display.flip() while not pygame.event.wait().type == QUIT: pass pygame.quit()
とてもシンプルだ。(Pythonで空ループを実現する方法が分からなくてえらく悩んだのは内緒だぞ!)
あとこれはゲーム製作には関係ないのだが、Pythonを習得すると
- 日本Zopeユーザ会(http://zope.jp/)
強力なWebプラットフォームであるZopeのカスタマイズにも役に立つ。なかなか魅力的なボーナス特典だ。