遊ぶ方じゃなくて作る方ね。
- 31 games in 31 days (http://zeppelincaptain.wordpress.com/2013/11/06/31-games-in-31-days/)
31個のゲームを31日で作った人のブログ記事。
They were all made in less than 3 hours (most of them in less than 90 minutes).
ゲームメカニズムに注力して、見た目や音は重視してないとはいえ、ほとんどのゲームを90分以内に作ったというのは偉業だ。
実際90分でゲームを一つ、それもコンスタントに作るってのは、可能なんだろうか。おっさんになると90分くらいでも集中するのが厳しくなるので、例えば90分を3つのパートに分けて考えると、
- Step1: ゲームの基本ルールを作る(30分)
- Step2: レベルデザイン、難度設計(30分)
- Step3: テスト、バランス調整、エフェクト、サウンド(30分)
くらいの配分かなあ。それぞれのステップを具体的に考えてみる。
- Step1: ゲームの基本ルールを作る(30分)
自機が動くとか、敵が出るとか、ショット撃って敵を倒すとか、そういう基本的な動き、メカニズムを作る。この部分に今までのゲームとちょっと違うギミックが無いと、あまりに平凡なゲームになるので、なにか新しいものを入れたい。となると、30分以内という時間制限はかなり厳しい。
- Step2: レベルデザイン、難度設計(30分)
レベルデザインと言っても30分ではまともに作れるわけないので、実際は難度曲線に基づく敵出現パターンの自動生成みたいなアプローチになりがち。適切なレベルを自動生成するってのはそんなに簡単じゃない。となると、30分以内という時間制限はかなり厳しい。
- Step3: テスト、バランス調整、エフェクト、サウンド(30分)
ここでStep2の実装が適切かのテスト、バランス調整を経た後に、パーティクルとかのエフェクトや効果音などを入れるという多大な作業を一気に行う必要がある。となると、30分以内という時間制限はかなり厳しい。
結論:厳しい。
実際はこれらステップの前に、
- Step0: 30分でルールが、30分でレベルデザインができるゲームを思いつく(任意分)
ってのがあって、ここがうまくこなせるかというのがキモなのだがそうそう思いつかない。
いや、例えば全方位からくる敵を避けるだけとかいうベタなゲームくらいならすぐ作れるけどね、とか思って、
- AVOIDER (http://abagames.sakura.ne.jp/flash/avd/)
今コレ作ったら57分かかった。コードはたった123行しか無いのに。やっぱりStep1がどんだけ単純でも、Step2の難度設計とか、Step3のバランス調整とかをちょっとでもやろうとすると、それなりに時間がかかってしまうもんだね。
- Step1: ゲームの基本ルールを作る(15分)
- Step2: レベルデザイン、難度設計(30分)
- Step3: テスト、バランス調整、エフェクト、サウンド(45分)
くらいのバランスで、基本ルールを極めてシンプルにしないと、90分で完成するゲームは難しいのかもしらん。