クリス・クロフォード曰く「ビデオゲームは死んだ」

'Foobars are Dead'メソッドGDCを見ても新しいアイデアはないしIndependent Games Festivalも焼き直しものばかりでプロもアマもダメダメだ!創造のきらめきが失われたゲーム業界は死ねばいいのに!とかいう内容。ごめん死ねばいいのにとは言ってない。

Gamasutra: You've been quoted as saying that video games are dead. Do you still feel that’s true?
Chris Crawford: What I meant by that was that the creative life has gone out of the industry. And an industry that has no creative spark to it is just marking time to die.

ゲーム業界に独創的なひらめきが見られなくなったので、もう終わりじゃないのという感じか。

Touch GenerationsやWiiなども、既存のアイデアを多くの人に受け入れられるように改造しただけ、とかいう具合でばっさりだ。

GS: With Nintendo, this isn't even an attempt to create content, but more of a branding and in some cases re-branding of games to be more accessible to a general audience.
CC: Yes, this is my point. There are no new ideas here. They're just sort of reshuffling the existing set of ideas.

さすがにこの主張は過激すぎるのか、diggでもslashdotでも否定的なコメントばかりだ。

ロートル引っ込め!的意見が多すぎる。一応フォローに回って

クロフォードのゲームへの多大なる貢献を指摘している人もいる。GDCってクロフォード家のリビングルームが最初の会場だったんかい。知らんかった。正直バランスオブパワーの人、くらいしか理解してなかったよ。

で、もとのアーティクルだが、ここまでメタな視点まで引かれた上で「全部焼き直しだ!」とか言い放たれると、まあそうかもしれませんねえ、としかいいようがなくて、なんともコメントしがたい内容だなあ。なんかもうちょっと、この辺りから進化が止まってますね、っていう具合の内容を具体的にしていただけると分かりやすいのだが。それをするためには、ゲームジャンルごとに、その発祥と、代表的なタイトルと、新たなフィーチャーの発明みたいなものの年表を作った上で、真に画期的なフィーチャーのみを厳選する、とかいう作業をしないとダメかな。

あと後半では、クロフォードが今手がけているStorytronics(http://www.storytron.com/)に関する説明があるんだけど、現状だとまだ内容が漠然としていて分からんなあ。普通のアドベンチャーゲームとどの辺が違うのか、とかが分かるのはもうちょっと先なのかな。