ボーダーダウンサイコー!そしてREMIX MODEスバラシー!!
アーケードでぜんぜんインカムがなく、一部でカルト的人気を博していた横スクロールシューティング、ボーダーダウンがドリームキャストに移植された。ボーダーダウンは緻密なゲージ、タイマー調整を必要とする良質なパターンゲーだ。
非常によくできたゲームなのだが、取っ付きが非常に悪く、引きが弱いのが欠点だった。1面から3面まではとにかく展開がだるく、3面を越え、4面に到達できた人間だけに至福の楽しさを提供してくれる。しかし4面の前に立ちはだかる3ボスが鉄壁の強さで、ここで挫折した人も多いだろう。たちの悪いことに、3面で挫折した人間にとっては、たるい道中と不条理なボス戦から構成されるダメゲーにしか見えない。
ドリームキャスト版で新たに追加されたモード、それがREMIXモードだ。上にあげた序盤面の盛り上がりに欠ける展開、ひまな道中などの欠点をほぼ払拭し、すばらしく完成度の高いゲームに仕上がっている。
全般に、ボーダーダウンの特徴であるブレイクレーザーを積極的に使わせる面構成に変わった。あらゆる中型機がアイテムを出すようになり、ブレイクレーザーを使ってはアイテムで補充、というサイクルがうまくできるようになっている。敵弾も、これをブレイクで消せ、というのが明確に分かるようなパターンになり、1面から大量のHIT数を稼ぐことができる。
ボーダーダウンで最高に楽しい、ブレイクレーザー同士の干渉だが、アーケード版では3面まで道中の敵がブレイクレーザーを撃ってくることがなく、これが道中のたるさにつながっていた。REMIXモードでは1面中ボスから撃ってくる。思う存分干渉できる。
アーケード版は、積極的に人に勧めるのははばかられるほどストイックなゲームだったが、REMIXモードを備えたドリームキャスト版は文句なくお勧めだ。
最初からこんくらいのできでリリースされてればなー。ゲーセンで閑古鳥鳴くこともなかっただろうに。あー、でも道中のたるさを、ボスを弱くすることで調整するのではなくて、道中を厳しくすることで調整している感じがあるので、いきなりだとつらいかもしれない。でもひそかにシャム(緑突撃雑魚)を柔らかくしたりしてるだろ。えらいねグレフ。
いろいろ書いたけど、まだREMIXモード4面までしかいってない。たまにスピード変更とブレイク押し間違うのがつらいね。5面から先が楽しみだ。
最後にもう一回、ボーダーダウンサイコー!!