- The Designer's Notebook: Difficulty Modes and Dynamic Difficulty Adjustment (http://www.gamasutra.com/view/feature/3660/the_designers_notebook_.php)
この著者は難易度設定派っぽいが、それはそれとしてそれぞれの利点、欠点がまとまっていていい記事だ。
難易度設定の欠点としては、
- ゲームの最初に難易度を決めなければならない
- 設定できる難易度の粒度が荒すぎる
- おおざっぱすぎてプレイヤーのスキルに適応できない。射撃がうまくて運転が下手な人はどうする?
が挙げられている。それに対して動的な自動調整のランク (DDA)の欠点は、
- わざと下手なプレイをしてDDAの穴をつくことができる
- 数値を変更するタイプの調整以外には使えない
- いくら速く走っても追いつかれるレースゲーのような馬鹿馬鹿しい現象が起こる
- レベルデザインを破壊する
とある。こうして挙げてみるとDDAの使い方の難しさが際立つな。最後にそれでもDDAを使うなら以下に気をつけろと締めくくっている。
- 難易度をプレイヤーを弱くするのでなくて敵を強くすることで調整しろ
- DDAのオンオフを選べるようにしろ
- 詳細がプレイヤーにばれないようにしとけ
とまあDDAを使うことには困難がてんこ盛りだ。それでも開発者がDDAに魅かれてしまうのは、それを使えばプレイヤーに合った多様性を自動的に作ることができるに違いない、という考えがあるからだろうな。それに向けた調整はとても難しいのだが。