アマチュアゲームはプレイヤーとの対話で日々進歩できる

先日のcommunity gamesでどういったゲームが面白いかねネタ(id:ABA:20080305#p1)の続き。

  • ユーザーから求めるもの (id:yms-zun:20080307#communitygames)

でもまあ、折角統一されたインターフェースの土俵が用意されたのだから、作る側からは「こんなんどうよ?」といふ提案がバンバン投げられて、遊ぶ側はそれに触れてあーだこーだ言ふ、といふこと自体を楽しまない手はない。

そうそう、アマチュアゲームの商用ゲームにはできない重要な利点を忘れていた。プレイヤーとの対話だ。

商用ゲームはそれに対してプレイヤーがいくらレビューや感想を書いてもゲームそれ自体は変わらない。いや最近はネットワークアップデートとかあるからまったくありえないとは言わないが、そういったことが起こることはまれだろう。

それに対してアマチュアゲームは開発者とプレイヤーの距離が近い。プレイヤーが「この2ボスの第2波は不条理すぎだろ」とかいうツッコミをしたら「ばら撒き間隔を倍にしました」とかいう調整とか簡単にできる。私もコメントでもらったアイデアをよくそのまま実装している。

調整だけだとあんまり面白くないかもしれんが、開発者から非常に実験的なモックをプレイヤーに対して投げて、プレイヤーはそれにツッコミを入れ、開発者はその中からよさげのものを選んで実装する、こういった繰り返しができれば面白い。開発者は完成度が低くてもいいからツッコミビリティの高い実験的なゲームを作ればいいわけだ。いやそれも簡単じゃないけどね。

ただそういったことをやるためにcommunity gamesという土壌がベストかどうかはまだ分からない。少なくともダッシュボード上に乗ることで360ユーザにとって遊ぶための手間は減るわけだから、より多くのツッコミが得られる可能性はある。ツッコミをもらうパスはXbox Liveとは別かもしれないけどね。とりあえずXNAでもゲームの説明文(ダッシュボードでゲームを選んだときに右下に出るあれね)は編集できるので、そこにブログのURLでも書いとけばいいか。ほんとはcommunity games内でそういったコミュニケーションが完結しているといいんだけどね。PC上のLiveと連携できるとなお良し。