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プログラマブルなFLゲーム機が欲しい

WonderWitch、P/ECEから今だとGP2Xに息づく自作携帯ゲームの流れは細々としたものながらも続いている。専用ハード上で自分の作ったゲームが動く嬉しさは格別で、自作PCゲームとはまた違った楽しさがある。

ただこいつらも専用ハードとはいえ、その画面はカラーもしくは白黒の液晶で、表示UIに関してはPCと比べてそんなに差がない。なので作るゲームの内容も自作PCゲームと似たようなものになる。この辺が専用ハードとしての嬉しさをちょっと損ねている。

ゲーム機における「専用」っぷりが一番尖っていたと思っているのが、大昔のFLゲーム時代だ。電子ゲームやLSIゲームとも呼ばれていた、今ではオーディオ機器のパネルぐらいでしか見かけなくなった、ぎらつくFLディスプレイを使った大昔のゲーム機だ。

各ゲーム機ごとに専用のキャラクタパターンが書き込まれ、そのパターンを発光させることでゲームを実現する。スムースさのかけらもないキャラクタアニメーションと、チープな電子ブザーがなんともいえない味を出していた。いや当時はそれが当たり前だったから、味もなにもなかったのだが。

せっかく専用ハードでゲームを動かすのであれば、こんくらい尖ったハードで動かしてみたい。つまりプログラマブルなFLゲーム機が欲しい。いやコストはかかるし訴求する層はすさまじく狭いしでおよそありえないのは分かっている。でも面白そう。

具体的には、FLゲーム機にUSB接続やSDカードなどで外部から制御プログラムを流し込めるようにして、好きなゲームを作って遊びたい。昔のFLゲームでもいくつかのゲームやゲームモードが選べるものがあったので、あれを自作する感じだ。

一点あきらかな問題があって、いくら制御プログラムを汎用にしても、表示UIが汎用でないこと。キャラクタパターンが決めうちのFLゲームでは当たり前で、逆にそれがわざわざFLゲーム機で作る面白さであるところが悩ましい。

上記の平安京エイリアンとかディグダグ(http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/densigame2/shu,digdug.htm)とかスクランブル(http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/shu.scranbel.htm)とかは、無理をすれば汎用に使えるキャラクタが升目に並んでいる形式だから、この手のパターンを敷き詰めておけば、まあまあなんとかなるんじゃないか。たとえパックマンにしか見えなくてもロケットとか、人の頭の部分をミサイルに使うとか、パターンの強引な使いまわしがFLゲームの醍醐味でもあるし。

まあでも残念ながらそんなハードを今の時代に作るメーカーはないだろう。FLは液晶と比べて優れている点はほとんどないし。ノスタルジーだけではなかなか厳しいので、あと一歩押しが欲しいところだ。