最新ゲーム機の裸眼立体視をマイコン時代のBASICで堪能できるプチコン3号

ニンテンドーDS用プログラミング環境プチコンの第3弾は3DS用である。

しかも裸眼立体視対応である。1000円を握りしめてニンテンドーeショップに駆け込み、プチコン3号を買って、以下のプログラムを打ち込もう。

@1:LOCATE RND(48),RND(30),RND(500)-250:PRINT "バカ":GOTO @1

文字列の表示位置を指定するLOCATEの引数が3つあることに注目。3つ目の引数のZ座標で奥行きを設定することができ、このプログラムで3DSの上画面に飛び出す「バカ」が表示できる。

立体視を手軽に試すことができるという点では、プチコン3号はかなりイケている環境である。コンソール上のテキストだけでなく、スプライトやBGなどもZ座標を設定することで画面から飛び出した位置や奥まった位置に配置できる。ムダに立体なゲームが作りたくなる。

作ったゲームはサーバ上にアップロード、公開することができ、公開キーを打ち込むことでダウンロードできる。作ったゲームを配るのも簡単だ。

いくつか作ってみた。

3DS用のソフトなので、スクリーンショット付きで3DSWii用のSNSであるMiiverseに投稿できる。3DS上で見ればスクリーンショットもちゃんと立体だ。

プチコン3号の前のプチコンmkIIの時は、

みたいな感じであまり若者が見当たらなかった印象だが、Miiverseを見ている限り今回は若手がたくさんいる感じ。

小4でmkIIから触ってるという人もいるから、単にMiiverseで若手が可視化されただけかもしれん。

プチコン3号にはあらかじめ用意されたキャラクタや背景、BGMやSEもあるので、ちょっとしたゲームを作るのは簡単で、プログラミング入門環境としてはかなり優秀だ。

言語はBASICなので最近の言語みたいな凝ったことはできないが、複数文をくくれるIF〜ENDIFはあるし、昔ながらのサブルーチン作成手段のGOSUB〜RETURN、関数定義のDEF〜ENDはあるから、頑張ればそこそこきれいで大規模なコードもかけそう。手軽ミニゲームからマジ大作まで、いろんなゲームがプチコン3号上で作られるといいね。