PS2で国内版がリリースされたGod of War。手堅い作りで面白く、手堅い作りが面白みに欠ける。
- スパルタ戦士と軍神との死闘:『God of War』レビュー(http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050407206.html)
これ、圧倒的な作りこみのステージ上で戦うからすごそうに見える(いや実際にすごい)けど、内容は昔ながらのベルトスクロールアクションだよね。敵のバリエーションが少なくて、後半ステージには硬い色違いの敵が出てきたりするとことか、非常に昔ながらだ。
なので私はこれを「天地を喰らうII」の続編だと思って遊んでいた。CAPCOMだし。いやCAPCOMは販売だけで作ってはいないが。許猪がいないよ許猪が。
で、ベルトアクションだと思って遊んでいるといまいち物足りない。敵を巻き込む投げがないよ!ハーピーを捕まえた後、羽をむしって殺してる場合じゃないぞ!後ろになげなきゃ!うーらっ!
あと謎解き要素ってこのゲームに必要か?テンポの良さを削いでいる印象しか受けなかった。あと一部の地形ギミックもいただけない。地獄のミキサー登りとか、勘弁してくれって感じだ。
全般的な印象としては、グラフィックスはどうしようもなくすばらしく、音響やゲーム展開も非常に良くできているのだが、クレイトスを操作する楽しみがどうにも薄い感じがある。たしかに面白いのだが、なにか物足りない感が残る。
GoWの流れを受けて、CAPCOMかどこかが「真・天地を喰らう」とかいうのを間違って作ってくれないかなあ。最高のグラフィックスでよみがえる最高のベルトスクロールアクションゲーム。無双っぽいゲームにするのは禁止。