「どうやってゲームの書き方を覚えたの?」ってのは、ゲームを作りたいと思っている人から、今ゲームを作っている人への定番の質問だと思うし、そういった情報を共有することはゲーム開発の入り口を広げるために重要だ。
「えーと、ベーマガで打ちこんだゲームを改造するところから」っていうのが答えの定番、と言えるのは一定以上の年齢を重ねられた、ありていに言えばおっさんだけであるので普遍的な答えではないが、なにか元となる素材があってそれを改造していく、ってのはよくある入り口だろう。
昔はベーマガのような投稿雑誌上に、改造しやすいコンパクトなゲームのコードがあったもんだが、最近はどうだろう。Web上にある多くのフリーゲームも、ベーマガゲーと比較すると十分に規模の大きいゲームだし、ぱっと見で全体の構成が分かって「無敵にするにはこのif文を外せばいいのかな」みたいなちょっとした改造がすぐに分かるくらいの規模のコードってのは、今のWeb上にたくさん存在するのだろうか。存在しない気がする。
「短くて、面白くて、改造しがいがある、ゲームのソースコード」がWeb上にたくさんあるようにするのは、ゲーム開発のとっかかりを示すためにとても重要だと思うけど、そもそもゲームのコードを公開するということがあまり一般的でない昨今だと実現するのもなかなか難しい。コードを手で打ち込まなきゃいけなかった昔ならともかく、何メガものファイルが一瞬で手元に届くWebだと、コードが短いゲームを作ろうというモチベーションもないだろう。
wonderflのようなコードを前面に出した投稿サイトをもっと増やす、ってのが一案ではある。最近Beautiflっていう、wonderflの中の特選コーナーができたみたいだし、その中のgameカテゴリを見るのもいい。
- Category : Game - Beautifl (http://beautifl.net/?c=game)
ゲーム開発をしてみたい、と思う人向けの改造歓迎な短いサンプルコードを増やす方法、他になにかあるかな。