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小さなJavaScriptライブラリをガッチャンコしてゲームエンジンっぽいことをさせるのは可能なのか

ゲームを作る時にモノリシックなゲームエンジンを使う方法の他に、ブラウザゲームのプロトタイピングに役立つJavaScriptライブラリで述べたようなライブラリ群を機能ごとに組み合わせて作る、っていうアプローチも考えられる。そうした方が、グラフィックスはこれ、物理エンジンはこれ、という具合に自分が好きなAPIを使ってゲームを作れるし、一度に覚えなければならないことも少なくてすむ。

そういったライブラリを探すには、例えばhughsk/game-modulesというページがあって、ここにはゲーム向けの小さなライブラリがいっぱい挙げられている。これらから好きなモノをチョイスをして組み合わせれば、自分好みにカスタマイズしたゲームエンジンの出来上がりだ。

といけば簡単なのだが、実際はそんなに簡単ではない。ゲーム関連のライブラリは、requestAnimationFrame周りのフレームごとのアップデート処理やCanvas周りの描画ハンドリングはだいたい自前で抱え込んでいるから、それらの間でケンカしないように処理を融合させるのがまず大変。2次元Vectorとかの基本的なデータ型もそれぞれが別物を持っている可能性が高い。そういった面倒を見ながらうまいこと組み合わせなければならないね、となると腰が引ける。

別のアプローチとしてはプラグインの利用を前提としたごく小さなコアを持つ、モジュールフレンドリーなゲームエンジンを作るという方法がある。このアプローチのものとして例えばQuintusがある。Quintusはコア以外はモジュールとして提供されており、自分で独自のモジュールを作ることもできる。ただQuintusのコアは今見るとlodashとかAltJSの機能でカバーできるものも多数入っていてあまりコンパクトな感じがしないのと、独自モジュールも他のライブラリをラップして使う、ということは特に考慮されていなさそう。

既存のライブラリ機能は極力含まないような本当に小さなコアと、グラフィックス機能はp5.jsでもthree.jsでもSnap.svgでも好きなモノが選べます、というような柔軟性を様々な機能向けに持ったプラグインシステム、それらを備えたエンジンが理想型だと思うんだけど、そんなものを作ることは可能なのかしらん。