トラックボールゲームはどこへいった?
先日の全方位シューネタで出てきたサイバリオンで思い出したけど、トラックボールを利用するアーケードゲームって完全になくなっちゃったね。昔はいろいろあったような気がするのだが。
ゲームでのトラックボールの使い方はだいたい2通り、照準を操作するものと自機を操作するものに分かれる。前者はポインティングデバイス的な使い方で、ミサイルコマンドを筆頭に、SDIと、えーとえーと、思いつかないや。ほかになんかなかったっけ...
後者はアナログな動作を実現するための使い方だが、アナログスティックとは違うワイルドな操作感が特徴だ。スピードを出すにはボールを思いっきり回さなければならないため、やたらと体力を使う上に、手をボールと筐体の隙間にはさむと流血の惨事が発生するというバイオレンスなデバイスであった。
最初に述べたサイバリオンもこのタイプだし、「国へ帰れニック!」のコンバットスクール、マーブルマッドネス、テーカンワールドカップなどなど。スポーツ系で使っているゲームが多くて、ゴルフやボーリングもあった記憶が。
この2通り以外の使い方をしているものを調べると、セガのアウトトリガーってのが見つかった。
- アウトトリガー モード紹介(http://www.sega-rd2.com/outtrigger/whats.html)
ぜんぜん見た覚えがない。アウトトリガーでは視点移動をトラックボールで行っていたみたいね。まあこれも照準操作系の一種ではある。
アーケードで絶滅しちゃったのは、メンテナンスが面倒な上まったく使い回しがきかない筐体になってしまうからだろうなあ。最近のテーブル筐体ってレバー + ボタン以外の構成のものってぜんぜんないよね。まあ妙な入力デバイスをつけるなら専用大型筐体にしろってのが最近の風潮かも。