動植物生成エンジンSPORE

SPOREをかんたんなモードで宇宙ステージ半分くらいまで。

ここまででの感想だとSPOREもプロシージャル一点突破ゲーだな、と思った。動物とか植物とかを自動生成するエンジンとか簡単に作れるエディタとかできたのでとりあえずゲームにしてみました!という感じ。

エディタの簡単さはすごい。パーツをくっつけたり、変形させたりという操作がものすごく直感的にできる。プロシージャルで生み出される生物の多様性も素晴らしい。宇宙ステージになってからあちこちの星を観光するのは楽しい。

ゲームシステム自体が非常に単純に作られているのは意図的なような気もするが、どうなんだろう。

flOwのような細胞ステージから、RTSの簡易版のようなゲームを進めていく。あくまで箱庭における簡単な道しるべとしてゲームシステムが用意されているっていう感じ。やることが徐々に複雑になっていくように注意深く設計されている感はある。逆に宇宙ステージになると、それぞれのやることは単純なんだけどそのバリエーションが多すぎて、無駄に忙しい感じもする。宇宙ステージだけの星間ATLASとか、動植物を送りあってテラフォーミングするプライマルスペース (http://www.flipflop.co.jp/main/bb/bb_fp.html)とかが遊びたいぞ。

プロシージャルエンジンの最高峰を鑑賞する、という点ではSPOREは素晴らしい。ただゲームとしては意外と単純で保守的なつくりなので、そっち方面ではあまり面白みがないね。