縦シューで地上物の撃った弾が空を飛んでいる自機に当たるメカニズム

という分かりにくいタイトルを付けたが、分かりやすく言うと、ゼビウスでログラムが撃った弾がそのままソルバルウに当たるのはおかしいという話。分かりやすくねえ。

ゼビウスの頃から地上物が撃った弾は、そのまま何のアニメーションもなく自機方向に飛来し、空中を飛んでいる自機にそのまま当たる。よく考えるとビジュアル的に相当おかしいと思うのだが、3D技術が進歩していなかった当時はそれほど違和感がなかった。

当時のままの2Dスタイルを貫いている縦シューでは、最近でもこの辺のメカニズムはなにも変わってない。スターフォースからは自機のショットすら空中地上の撃ち分けをやめてしまって、整合性のとれなさっぷりは加速した。どっかに怒首領蜂を横から見た、いかにこの辺に無理があるかがよく分かるすばらしい模式図があったんだけど、URLを忘れた。(追記:コメントで教えてもらった。http://dodonpati.at.infoseek.co.jp/index.html

3D技術が発達してきてからは、縦シューにおいてもこの辺の無理をどうにか解決しようとしているタイトルもある。特に少しパースのかかった俯瞰縦シューにおいて。レイストームの戦艦が放つ直角曲がりレーザーとか、アンダーディフィートの自機高度まで上がってきてから直進する弾とか。

3Dの演出を無理なく縦シューに組み込むには、この辺をどうにか解決する必要があると思うのだが、なんかあんまりサンプルが見つからない。前述の2タイトル以外で、敵弾の高度差問題にまじめに取り組んでいるタイトルってなにかある?サテライトレーザーとか爆雷とかの特殊弾だとまあまああるんだが、そうではないいわゆる通常弾、ぎりぎりレーザーとかミサイルまでを含む範囲、で考えると思いつかない。

レイストームアンダーディフィートも自機が比較的特徴的な武装を持つ(照準によるロックオンレーザーと地上方向を向くセンターショット)シューティングだから、その辺をとっかかりに探せばいいかな。でもウェブによる3Dのロックオンを特徴にしている蒼穹紅蓮隊ですらこの辺は無視してるしなあ。やっぱりサンプルが少ないのか。