結局ジオメトリウォーズが一番楽しい

Xbox 360の先進的なネットワークシステムやグラフィックスを称え、やはり次世代機はぼくらに必要だったんだ!ハイデフサイコー!っていう主張をしたいのだが、結局ジオメトリウォーズサイコー!あーどうせベクターグラフィックスの全方位シューティングしか楽しめないローデフゲーマーですよーだ。

だがその古典的なゲームシステムを持つジオメトリウォーズにも、その裏には次世代機ならではの技術がつまりまくっているのだ。まずXbox Live Arcadeからのダウンロード販売のみという先進的な販売方法。当然Xbox Liveの全世界規模のランキングにも対応している。

しかも、

ゲームの背景あるグリッドは自弾やブラックホールの質量によって歪んだりするようになっています。同僚がGeometry Warsの開発者に話をする機会があったそうですが、画面全体で6万程の制御点がありちゃんと重力シミュレーションみたいなことをしているとの事でした。計算はCPUで行っているのですが、さすがに1コアだけでは処理が間に合わないので3個あるコアのうちのひとつはゲームとパーティクル処理に使い、2つ目のコアでは重力シミュレーション処理しているそうです。

マルチコアによるパーティクル処理および重力シミュレーション!ジオメトリウォーズのあの美しいグラフィックスは、360の3つの64ビットPowerPCのうち2つをフルにぶんまわしているからこそ実現可能なものだったのだ!……ほんとうかなあ。無理やりにでも処理を重くしているだろ。「とにかくマルチコア対応にしてやるぜ!」という開発者の趣味と見た。

あとこれはジオメトリウォーズ自体には関係ないのだが、私がジオメトリウォーズで遊ぶときには360にiPod Shuffleを差してそこからBGMを再生して遊んでいる。もとのBGMがあんまり好きじゃないんだよね。なのでShuffleに山ほど頭の悪そうなサイケデリックトランスを突っ込んで適当に再生。ゲーム中でもコントローラー中央のボタンを押せば、いつでも制御パネルが呼び出せるのがうれしい。こういった使い方ができるのも、メディアセンターとしての役割を担おうとしている360の利点の一つだ。

という具合にロボトロンからの流れを汲む前世代的な全方位シューティングを超豪華な環境で楽しめる360はとても対費用効果が低いとても頭の悪いコンソールでとてもすばらしいという話でした。えー。