なぜゲームデザインは皆でシェアすべきなのか

もう1つは、思いついたゲームデザインはみんなに公開してフィードバックを受けるべきであるという話。

そんなもん公開したらパクられるじゃねーかってのが脊髄反射的にどうしても出てくるが、以下のような理由から、そんなこと心配する必要ないっていう主張がなされている。

  • ゲームデザインは単なる出発点で、それだけでゲームの出来が決まるわけではない
  • 本当にユニークなデザインはコピーするにはリスキーすぎる。成功するかどうかわかったもんじゃないから
  • デザインをシェアすることで、他人からのフィードバックによるすばらしい洗練が見込める

そもそもゲームデザインなんてものはそれ自体ではたいした価値がないんだから皆で公開すべきっていう主張、とまで言うといいすぎかなあ。まあでもゲームデザインを実際のゲームに結びつける部分に肝があるってのは分からんでもない。ゲームデザインという単語の定義にもよるが。

それでもゲームの核となるデザインを、そのゲームができる前に公開するというのにはどうしても抵抗がある。せっかく思いついたんだからそれを1番手で実現したいってのは誰にでもある願望だろう。あとパクられる危険のほかに、あるデザインを公開してフィードバックを受けておきながら、ゲームとして完成させられなかったときに申し訳ないとかいう、別の躊躇する理由もある。

なのでせめてある程度遊べる形まで整った、そういわゆるプロトタイプができてから、それを公開してフィードバックをもらうというのがやはり妥当ではないかと思うわけです。あー無理矢理前のエントリとつながった。いやつなげる必要は別にないのだが。