Independent Game of the Year

インディーズゲームのレビューサイトであるGame Tunnelが決めた昨年のBest 10らしい。フリーソフトは1つだけで、ほかはみなシェアウェアだ。海の向こうはちゃんとシェアウェアのゲーム市場が成り立っていて、セミプロ、というか少人数のゲーム製作会社がPC用の低価格ゲームをリリースしている。コンシューマ機が圧倒的なシェアを誇る日本国内ではできない芸当だ。

今回ランクインしたゲームの中には、shmup、いわゆる2Dシューティングがいくつかある。ただ海の向こうのshmupは往々にして古いタイプのもので、こっちでいう雷電スタイルのものがほとんどだ。弾幕系を見かけることはまずなく、日本国内のインディーズシューティングが弾幕系に席巻されているのとは対照的だ。それだけ日本のシューティングが尖った進化をしてしまったのだろう。

10位のやつやってみたけど、これはちょっと... グラフィックの書き込みはすごいけど、いまどきこのレベルデザインはないんと違いますか。MSX2レイドックを思い出したよ。暇すぎ。

一応へっぽこな英語ドキュメントをつけてシューティングをリリースしている身であるので、国外に弾幕系を受け入れる土壌があるかどうかは結構気になる。海外の方からそれなりのフィードバックを頂いているので、需要が皆無ということはないみたいだけど、メインストリームになれるかというとそれはないだろうな。そもそも日本ですら主流ジャンルからはほど遠いし。

シューティングはとにかく国際化が楽でいい。撃ってよけるというゲーム内容は、一語の説明もいらず、万国共通にすぐ理解してもらえるから。ユーザから頂くコメントの内容も、国内外でそんなに変わらないので、ゲームに対する印象の差分も少なそう。

国外からのコメントで1つ驚いたのは、「自機を'WASD'で操作できるようにして」っていうもの。なんでこんなキーバインドを、とか思ったけど、これFPSの標準的な操作方法なのね。向こうの人は骨の髄までFPSがしみこんでいるんだなあとか思った。あとなぜか、自機をマウスで操作できるように、っていう要望も多い。さすがにマウスで弾幕避けはできないと思う(Noiz2はそういう操作系だったけど、あれは無限距離を1フレで移動できるので例外)ので、毎回それはするつもりがないよっていう返答をしているけど、むこうはゲームはマウスとキーボードで操作するものっていう考えの人が多いのだろう。PC用のパッド持っている人とか少なそう。

WASDでぐぐってて分かったんだけど、

全方位シューティングのVANISHはWASDに対応している、ってここには書いてあるけどマニュアル見たらWAXDだった。VANISHはshmupとは違うけど面白いよなー。やけくそな敵弾をリフレクトで切り返すのと、ばかみたいに太いブラスターが楽しい。