Pygame

なんかネタが無秩序に広がった感があるので、ちょいと一休み。お手軽にゲーム製作できるフレームワークとして、Pygameをちょっとだけ試してみよう。

Pygameは、マルチメディアライブラリSDLPythonインタフェースだ。Pythonオブジェクト指向スクリプト言語で、習得が容易で高機能な言語として広く知られている。ESRが書いた「ハッカーになろう」でも、まずPythonから始めろと書いてあるくらいだ。

Rubyと比べると、日本語で提供されているドキュメントの量は劣るかもしれない。

が、有志によって少しずつ用意されているようだ。あと、Rubyに比べて、Windows環境でのインストールが簡単なのもいい。PythonPygameWindowsインストーラを持ってきて、順に実行するだけで、簡単に環境が整う。RubyはまだUnix文化を引きずってるせいか、Windows環境ではMinGWと組み合わせて使うのが標準的な印象がある。これは初心者に優しくない。

Pygameを使って画面に絵を表示するサンプル。

import pygame, os
from pygame.locals import *
pygame.init()
screen = pygame.display.set_mode*1
pygame.display.flip()
while not pygame.event.wait().type == QUIT:  
    pass
pygame.quit()

とてもシンプルだ。(Pythonで空ループを実現する方法が分からなくてえらく悩んだのは内緒だぞ!)

あとこれはゲーム製作には関係ないのだが、Pythonを習得すると

強力なWebプラットフォームであるZopeのカスタマイズにも役に立つ。なかなか魅力的なボーナス特典だ。

*1:640, 480), HWSURFACE|DOUBLEBUF, 8) imagename = os.path.join('data', 'liquid.bmp') bitmap = pygame.image.load(imagename).convert() screen.blit(bitmap, (0, 0), (0, 0, 640, 480