また昨日(id:ABA:20031112#p3)の続き。コメントから。
問題はそのターゲット、言語をどこに根ざすかと、自分は考えます。
個人的に一番問題だと思っているのは、みなが簡単に使える開発環境がないこと。昔はスイッチいれたらそこがBASICインタプリタ環境で、それこそなんにも考えずにプログラムが書けた。
なのでオンラインベーマガには、サーバ側の仕組みのほかに、クライアント側で動作する専用IDE(統合開発環境)があるといいね。機能は貧相だけど、オンラインベーマガとの連携ががちがちに作りこまれていているものを。オンラインベーマガのブラウジングもIDE上で行えて、あ、このプログラム触ってみたいと思ったら、すぐにそのプロジェクト一式をIDEに取り込める、ってな感じで。
開発者用のCVSアクセスとかもIDEに全部組み込まれていて、メニューから[ベーマガ(B)]->[ベーマガにセーブ(S)]とか、[ベーマガ(B)]->[投稿(T)]とかいう具合にできると良い。初心者にCVS使いこなせっていうのはつらいからね。
で、最初の話に戻るが、IDEを作ってしまうってことはやはり言語はなにかに決めないといろいろ面倒くさそうだ。現実的な選択は、その簡単さ、その圧倒的な普及率から、やはりHSPだろう。
- Hot Soup Processorのページ(http://www.onionsoft.net/hsp/)
- HSP講座(http://sapporo.cool.ne.jp/daturyoku/HSP/index.html)
HSPはBASICライクな、(ほぼ)ゲーム製作専用の言語だ。無償で使うことができ、豊富な拡張プラグインと組み合わせることで、たいていのことはそつなくこなすことができる。
残念ながら私はHSPを触ったことはまったくない。せっかくだからちょっとその内容をのぞいてみようか。
ううむ、なんかものすごく昔懐かしい感じが。本当に古きよき時代のBASICを引きずりまくっているのね。個人的には
picload "yj_pnn.mag" ; 仮想画面に画像をロードする
ここワラタ。magかよ!懐かしいな。
最近のモダンな言語に慣れ親しんだ我々からすると、もうちょっとかんばってもらってせめてRubyから始めて、とか思いたくなるんだけど、
そこをぐっとこらえてHSPの敷居の低さを活用するべきなんだろうな。HSPでは満足できなくなった人はそこからRubyなりJavaなりCなりDなりにステップアップすればいいんだし。我々がBASICからZ80アセンブラにステップアップ(?)したのと同じく。