不毛が楽しい

一騎当千を地でいく、頭の悪いスパイクアウト、三国無双3猛将伝の修羅モードをひたすらやってみた。

修羅モードってのは、乱数生成されるミッションをひたすらやり続けるモード。ミッションはだんだんと難易度が上がっていって、それに合わせて自分も成長させていかないといけない。成長したステータスは、次のミッションを選択する画面で「終了」を選択することでセーブされる。ミッションの途中で敗北すると、そのプレイで得られたステータスやアイテムは破棄される。

なのでプレイスタイルとしては、少しずつ自分を成長させ、頃合いだと思ったらいったん終了、もう一回最初からやり直すというのを繰り返すことになる。能力や達成ミッション数がじわじわと伸びるのが楽しく、初期ミッションを成長したキャラで引っ掻き回す爽快感もあって妙にはまる。

冷静に考えると、これはまれにみる不毛な作業ゲーだ。時間さえかければ能力はどんどん高まるので、クリアミッション数を増やすにもプレイヤーの腕をまったく必要としない。ゲーム内容も相変わらずの真・三国無双なので、適当にボタンを連打しているだけで数百人の敵がばたばたと倒れる。なにも考える必要がない。必要なのは時間だけ。

たちの悪いことにこれが面白いんだよなー。キャラクタも異常に多くてこれがさらにボリュームを無駄に増している。実はこいつら、能力の差がほとんどないんだけど、なぜかそのことがあまり気にならない。不思議だ。なんかの魔力がかかっているに違いない。