インディーゲームの適正価格

When people argue about how much an Indie game should sell for, they tend to ignore several important factors that should go into the decision:

  • How Big is the Game?
  • How Niche Is the Game?
  • How Much Do I Need To Earn To Live?

安いゲームがあふれるiPhone App Storeなどのせいでインディーゲームの価格がどんどん下がってしまっているけど、インディーゲームはその総プレイ時間、ニッチさなどを考慮にいれて、開発者が生活できるだけの高い値段で売るべき、という話。たしかに薄利多売ゲーだけがのさばるようになると、たくさん売れる無難なカジュアルゲーム主体になってしまって、ごく一部の層だけが楽しめる、ニッチだけど尖ったゲームがなくなってしまって、それは悲しい。

ただまあ高い値段をつけるのは勝手だが、それで売れなくなるのも困るので、値段づけは難しいだろうなあ。上のアーティクルでは、値段を上げても売れる数が急激に落ちることはない、とは言っているが。

同人ゲー作っている人は、パッケージの値段とかどうやって決めているのかな。まあ即売会何度か見れば、相場はわからんでもないが、それでも500円〜2500円くらいの幅があるよなあ。音や絵などのコンテンツにかけた費用(人月)が値段決定のメインファクターなのかな。それとも俺だったらこのゲームにいくら払えるからその値段でいくぜ!とか、持ち帰るのはいやなので午前中に完売すればどうでもいいや、とかいう直感的な決め方なのか。

ゲームにおけるニッチさと値段の関係

  • How Niche Is the Game? - Economics says that scarcer things should sell for more. A Bejeweled clone is common and thus should be cheap. Good single-player RPGs are scarce. They should sell for more.

ニッチなゲームは数売れない→値段を高くしなきゃ!はまあ当たり前の理論に見えるが、高くすればより売れなくなるんだから難しいところだよな。だから市場を見据えた場合は、より多くの人に受け入れられる無難なゲームを作ったほうが安全だ。

フリーゲームはそういった縛りがないからいくらニッチにしてもかまわない、と言い切りたいところだが、より多くの人に遊んでもらえるためにはそうも言ってられないよなあ。尖ったニッチゲーをちょっと丸める作業はフリーゲームでも必要だ。

本当に面白いゲームなら、とりあえずいったん遊んでもらえればいいので、入口は普通のよくあるゲームを装っておいて、あとで本性をむき出しにするゲームが望ましいのか。口に入れるときは甘くてクリーミーだが胃の中に入ってから暴れるというか、そんな感じの。でも尖ったゲームの初見なんだこりゃ感も好きなんだよね。難しいところだ。